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【お受験】小学校受験対策って塾選びってどうすればいいの?

受験対策

更新日:2022.10.13

公開日:2021.01.29

【お受験】小学校受験対策って塾選びってどうすればいいの?

小学校受験を視野に入れている場合、「合格するためには、塾に通ったほうがよいのではないか」と考える親御さんは多いでしょう。ただ、実際のところは塾選びをする際の判断基準などで迷う人は多く、選ぶ塾によって成績の向上の仕方が大きく変わってくるのが実情です。この記事では、小学校受験対策の塾の選び方について詳しく解説していきます。

監修者:葛西 香
(知育と受験対策教室「チャイルド・アイズ」(やる気スイッチグループ)受験対策責任者)

やる気スイッチグループの知能育成(知育)と受験対策の幼児教室「チャイルド・ アイズ」の受験対策責任者、新校開発・各種研修の責任者、フランチャイズ校のスーパーバイザーも務める。
受験・知育のインストラクター、教室責任者等および自身の子育て経験も活かしながら、お子さまおよび保護者が「はじめての受験」に不安なく臨め、成功できるよう導いている。保護者会・願書添削・面接特訓に特に注力し、保護者へのサポート体制を構築。幼稚園・小学校受験では全国での幅広い合格実績を誇る。

1.世間の小学校受験対策の塾事情ってどうなってるの?

地域や家庭の教育方針などによって、子どもに「小学校受験をさせよう」と前向きに考えているケースもあるでしょう。文部科学省の調査によると、私立・国立の小学校に通う子供の割合は全国平均1.86%で東京だと約5%となります。そのなかで受験対策のために実際に塾に通った人は1割程度といわれています。このように小学校受験対策の塾に通った人は、かなり少数にとどまっていることが見て取れるでしょう。

また、最初から塾に通わせて受験対策をしている家庭と、5歳までは自宅学習をメインとして直前の受験対策を目的として塾を利用する家庭というように、小学受験をする家庭は2つのパターンに分かれています。さらに、子どもに塾に通わせる頻度としては、週1~2回と週3~4回という家庭が、それぞれ半数ずつで、これは子どものモチベーションや月謝などが影響しているといえるでしょう。小学受験の場合は子どものモチベーションを考慮したうえで、やる気を損なわない程度に通わせている家庭が多いという特徴があります。

1.世間の小学校受験対策の塾事情ってどうなってるの?

2.小学校受験のための受験っていつから通うべきなの?

小学校受験に的を絞って考えた場合、塾通いを始めるのは3~5歳頃となるケースが多く、年中・年長から通い始める人が多いといわれています。理由は、小学校の受験は毎年10月ごろから12月にかけてに行われるからです。受験日程などの関係で、塾や幼児教室は11月を新学期としていることが多く、期間としては11月から1~2年間通うのが一般的とされています。また、塾や幼児教室によって、私立小学校や国立小学校など、対策できる小学校のタイプが異なるということも珍しくありません。

そのため、通う塾を決めてしまう前に、子どもにどこの小学校を受験させるのかを具体的に決めておく必要があります。これらのことからわかるように、塾選びは幼稚園などに入園する前に余裕をもってしておけば、比較的ゆとりをもって受験対策に取り組むことができるといえます。目標がある場合などでは、早ければ子どもが0歳代のうちに受験する小学校を決めておくなどすると、小学校受験の段取りもしやすくなるでしょう。

2.小学校受験のための受験っていつから通うべきなの?

3.小学校受験のために塾・幼児教室に通わせる理由とは?

小学校受験の対策を行っている塾はたくさんありますが、受験のために塾や幼児教室に通わせる理由や魅力にはいったいどのようなことがあるのでしょうか。ここからは、小学校受験対策で塾や幼児教室に通わせる理由やメリットなどについて見ていきましょう。

3-1.ともに勉強する存在

3-1.ともに勉強する存在

子どもを幼稚園や保育園などに通わせると同世代の人とかかわることができるだけでなく、集団生活を通して人との接し方や社会のルールなどが学べるという魅力があります。しかし、小学校受験に焦点を当てて考えた場合、塾で出会えるのは同じ目標や理想を持つ子どもたちです。塾で同じ目標を持った子ども同士で学習に取り組むことによって、まわりの子どもたちから刺激を受けて、意欲高く学びが続けられるという点は、塾・幼児教室に通わせるうえでの大きな魅力といえるでしょう。

また、未就学児は集団生活において、周囲の人の良い行動を真似したり、触発されたりしながら行動していくので、受験で必要な対応力を身に付けることができます。たとえば、家庭でいつも落ち着きがない行動をしている子どもの場合でも、塾では静かに落ち着いた行動ができているというのはよくあることです。同世代の同じ目標を持つ子どもが集まり勉強をするなどの経験をすることでが、おのずと受験対策になっているのです。

4.小学校受験対策の塾で習うことができる内容とは?

3-2.有益な受験情報

中学受験や高校受験と比較した場合、小学校の受験事情は変わりやすい傾向にあります。そのため、正確なのはもちろん、最新の受験情報を得るのは非常に重要ですが、個人レベルで受験情報を収集していくのは非常に難しいのです。

正確、かつ最新の受験情報を得ようとすると、場合によっては複数回志望校へ訪れなければならないこともあるため、準備期間が長くなり、負担が大きくなってしまうおそれもあるでしょう。塾や幼児教室に通うと、正確で最新の情報が得られるだけでなく、その都度、講師とともに対策方法を変えられるというメリットがあります。

4.小学校受験対策の塾で習うことができる内容とは?

3-3.行動観察の対策

"同世代で同じ目標がある子ども同士がともに学習していくと、おのずと行動が制御されていくので、行動観察の対策をすることにもつながります。2022年現在の小学校受験においては、多くの小学校がペーパーテストよりも指示行動・集団行動などの行動観察を重視する傾向があります。たとえば、子どもがどのようにコミュニケーションをとるのか、集団でどのように物事に取り組んでいくのか、またトラブルが起きた場合はどのように対応するのかなどは、受験でチェックされる可能性が高いのです。

塾や幼児教室では行動観察の模擬テストを行っています。この模擬テストでは、「ルールを守って取り組めているか」や「思いやりの心を持ってお友だちに接することができているか」など、子どもの様子や行動をチェックするのが一般的です。入学後、小学校の生活では、友だち同士で協力しながら作業をしたり、行事に取り組んだりする場面がたくさんあります。小学校受験の対策を通して、講師や友だちとかかわっていくなかで、自然と良い行動を身に付けることができるのは、塾や幼児教室に通う魅力のひとつといえるでしょう。

3-3.行動観察の対策

4.小学校受験対策の塾で習うことができる内容とは?

小学校受験対策を行っている塾を利用した場合に学べる内容としては、さまざまな事柄が挙げられます。まず、面接対策です。小学校受験に置いて面接を重視している学校は多いため、適切な受験対策をしたうえで本番にのぞむことは非常に重要です。面接で志願者(子ども)が質問される内容はある程度決まっており、たとえば、自分の名前や年齢、家族構成、通っている幼稚園の名前、好きな遊び、家でしているお手伝いの内容などは、一般的に質問される頻度が多いものに分類されます。ただし、なかには面接を行わない小学校もあるため、試験内容を細かくチェックしたうえで志望校に合った対策を行いましょう。

また、小学校受験対策の塾では基礎的な知識やマナーなどの対策もできます。具体的に、「先生から指示されたことができるか」や「自分の身のまわりのことは自分でできるか」「初対面の大人やお友達ともコミュニケーションがとれるか」などは、受験では必ずチェックされる項目です。ほかに、「おはようございます」「ありがとうございます」などの挨拶ができるか、「はい」と返事をしてまっすぐ手を挙げることができるかなども、行動観察では見られています。

さらに、塾では入学後に本格的な集団生活に入ることを見すえて、集団のなかで協力し合って問題を解決する力、リーダーシップを発揮させる力などの対策も行っています。小学校受験を予定している子どもでも、これらを苦手としている子どもはたくさんいます。しかし、計画的に塾に通ってトレーニングを受けてさまざまなことを体験すると、集団での行動が少しずつ得意になっていく可能性は高いといえるでしょう。

続いて、塾ではペーパー対策もしっかりと行うことができます。塾では鉛筆の持ち方や姿勢などの基本的なことにはじまり、思考の柔軟性や知識の深さなどを養っていくので、ペーパー試験への対応力が学べます。塾のカリキュラムによっては、絵画や制作などに対応しているケースも珍しくありません。小学受験本番では絵画や制作、巧緻性を評価する小学校が増加しています。巧緻性とは、いわゆる手先の器用さをチェックするためのテストです。子どもの巧緻性を高めるためには、日ごろからハサミやひも、折り紙などを使った工作遊びを通して、手先のトレーニングをしておくことが求められます。

ただし、巧緻性のテストの場合は、指示内容について短時間で正確、かつ丁寧にできているかどうかがチェックされています。テストの内容自体はそれほど難しくありませんが、「正確に」「丁寧に」となると、本番で焦ってしまう子どもも多いでしょう。絵画や制作、巧緻性のテストをクリアするためには、表現力が必要です。絵画や制作に関して、家庭学習のみで受験対策を行うことは難しいと考える親御さんは、ぜひ塾を利用しましょう。

ほかに、塾では各志望校に対する直接的な対策も行なっています。たとえば、親子で一緒に模擬面接を受けたり、保護者に対して講師がカウンセリングを行ったりしている塾はたくさんあります。小学校受験の対策ではペーパー対策ばかりを重視する人もいますが、面接対策などもしっかりとしておかなければ志望校合格は難しいといえるでしょう。カウンセリングに関しても、「家庭では気づかなかったような内容を講師が指摘してくれる」というメリットがあるといわれるように、親御さんへのサポート体制を整えている塾も多く見られます。

4.小学校受験対策の塾で習うことができる内容とは?

5.塾選びのポイントとは?

小学校受験対策の塾はたくさんありますが、「家から近い」や「ほかの塾と比べて月謝が安いなどの理由で選んでしまうと、志望校の受験対策ができないおそれがあります。そのため、塾選びのポイントを押さえたうえで、自分の子どもに合った塾を探しましょう。まず、志望校に対するカリキュラムがあるかどうかです。カリキュラムは塾によって細かく異なるため、志望校の試験内容に沿ったカリキュラムが組まれているかどうかは必ずチェックすべきポイントといえます。大手の塾であれば、特定の小学校に特化したカリキュラムがあることも珍しくありません。そのため、志望校を決定したうえで、合格率やサポート体制なども考慮しながら、目指すべき小学校の試験対策を提供している塾を選ぶべきです。

また、小学受験で国公立を受ける場合は、並行して私立校の対策も行ってくれるかどうかという点も確認しておきましょう。国公立を受験する場合は、抽選で結果が決まってしまいます。抽選は入学試験の前後で行なわれますが、最初に抽選をする小学校を受験する場合で抽選に外れてしまうと、その後予定されているペーパーや能力テストなどは一切受けることができません。そのため、小学校受験で国公立を受けるなら、抽選に外れる可能性も視野に入れたうえで、私立校受験のサポートもしてくれる塾を選んでおくことはとても大切です。

ほかに、塾を選ぶ際には、クラスの人数も必ず確認しておきましょう。たとえば、ペーパー対策を行う場合は、少人数クラスのほうが生徒一人ひとりに目が行きやすく、丁寧な指導が期待できることはいうまでもありません。しかし、行動観察の対策では集団生活でのふるまいに関する対策をしなければならないため、ある程度の人数がそろっているクラスのほうが一定の効果が期待できます。これらのことから、塾選びでは対策すべき分野によって柔軟に人数の調整ができるかどうかも重要です。

さらに、3~6歳くらいの子どもは、一人ひとり成長過程が異なります。この点を考慮して、子どもの成長過程に合わせた最適な指導が受けられるかどうかも確認しておくべきポイントです。子どもにも得意・不得意分野があるのを認めたうえで周囲の大人が適切なサポートを行い、塾に通って苦手を克服するなかで「できた」という自信をつけていくことは、成長していくうえでとても大切とされています。

加えて、子どもの自立心を養うために、母子分離のレッスンが行なわれている塾かどうかも確認しておきたいところです。幼い子どものなかには、母子分離レッスンの際に「お母さんから離れたくない」といって泣き出す子もいます。しかし、多くの子どもが何度か塾に通ううちに少しずつ慣れていき、集団生活で重視される基礎的な能力を身に付けたり、自分から考えてチャレンジしたりする力を養っていけるようになります。

5.塾選びのポイントとは?

志望校を選んだうえで子どもに合わせた塾選びをしよう

塾や幼児教室に通うと思考力を深めて、受験に必要な力が身につくだけでなく、対策分野によってはクラスの人数を変えるなどの工夫も多く見られます。また、塾によっては志望校に合わせた最新の対策をしているところもあるため、小学校受験の対策で塾の利用を検討してみましょう。チャイルド・アイズでは、子どもの成長過程に合わせながら、志望校に適した受験対策を展開しているので、自信を持ってスキルを伸ばしていけます。

執筆者:チャイルド・アイズコラム編集部

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