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小学校受験における親の向き合い方とは?学歴や服装についての疑問も解決

受験対策

更新日:2021.07.02

公開日:2021.07.02

小学校受験における親の向き合い方とは?学歴や服装についての疑問も解決

小学校受験では子どもの頑張りが必要ですが、親の入試に臨む姿勢も合否に影響を与えます。親が試験に関わる機会が多いため、合格しやすい親の持つ特徴を知っておくと対策が練りやすいでしょう。この記事では、小学校受験に向けてのご両親の心構えや取り組みに関して解説します。また、面接評価ポイント・受験で気になる疑問についての情報をまとめています。家族一丸となって小学校受験に挑めるよう役立てください。

監修者:葛西 香
(知育と受験対策教室「チャイルド・アイズ」(やる気スイッチグループ)受験対策責任者)

やる気スイッチグループの知能育成(知育)と受験対策の幼児教室「チャイルド・ アイズ」の受験対策責任者、新校開発・各種研修の責任者、フランチャイズ校のスーパーバイザーも務める。
受験・知育のインストラクター、教室責任者等および自身の子育て経験も活かしながら、お子さまおよび保護者が「はじめての受験」に不安なく臨め、成功できるよう導いている。保護者会・願書添削・面接特訓に特に注力し、保護者へのサポート体制を構築。幼稚園・小学校受験では全国での幅広い合格実績を誇る。

1.小学校受験に向けた親の心得とは?

小学校受験は子どもだけでなく、子どもの人格形成と教育をサポートする親の資質も問われます。ここでは、小学校受験に向いている親の特徴を紹介していきます。小学校の合否を左右するポイントなので、受験を前にして不安に駆られている方は下記を参考に家庭内の在り方を見直してみてください。

1-1.小学校受験への向き合い方

小学校受験の場合、家庭内教育の方針に一貫性を持っているか、ということも大切なポイントとなります。教育方針が定まっていないと、小学校受験で行われる口頭試問・行動観察・運動テスト・絵画制作テストで統一性を欠いた言動をしてしまう恐れがあります。小学校によってそれぞれ特色の異なる試験が用意されていますが、どれも共通していえるのは子どもの協調性や主体性を重んじているということです。他者への思いやりを大切にしていると言っている一方で、子ども同士で喧嘩を始めてしまうなど言動に一貫性がないと、厳しいチェックが入る可能性があります。

また、子どもの成長度合いに沿って適切なしつけを行うことも重要です。小学校受験ではペーパーテストの成績よりも、子どもが椅子に座っていられるか、人の目を見て話が聞けるかといった基本的なマナーが重視されています。子どもの主体性を尊重するというのは、基本的なマナーを身に付けたうえで初めて成り立ちます。マナーを通して、我慢や他人を思いやる心、豊かな感情を育んでいけるのです。子どもに深く関わっていると、子どもの特性が分かるようになります。小学校受験を控える子どもの親として、繰り返し子どもと向き合う必要があることは心得ておかなければならないでしょう。

1-2.父親の関わり方も重要

小学校受験では、父親が関心を持って取り組んでいるかというのは非常に重要で、両親が同じ熱量を持って受験に臨む必要があります。父親のサポートが得られると、マナーは母親が教えて、外で遊ばせるのは父親が担当するという風に、受験準備にかかる負担を減らすことができます。父親が受験に乗り気ではない場合、母親が一人で受験準備をしなければならないと重圧を感じ、家庭内の不和が起こる可能性があるのです。母親の精神状態や家庭内の雰囲気が悪くなると、子どもの成長に悪影響を及ぼすリスクがあるため、日ごろから父と子の時間をつくることが大切です。積極的に父子の時間をつくって子どもへの理解を深めれば、口頭試問でも子どもの特徴を捉えて回答できるでしょう。

小学校受験の準備を父親に協力してもらうには、学校説明会への参加をおすすめします。実際の雰囲気を見て良い学校だと分かれば、受験への関心や意欲を高められます。また、学校説明会に父親も参加することにより、学校側へ受験に対する熱意や真剣に取り組んでいる姿勢をアピールできます。受験では父親が学校説明会に参加しているかどうか聞かれるケースもあるため、両親揃っての参加が望ましいでしょう。学校説明会には原則として参加した方が良いですが、参加できなくても受験に真剣に取り組んでいる姿勢を見せるのが大切です。

1-2.父親の関わり方も重要

2.小学校受験の際に気を付けるポイント

小学校受験を検討していて、両親で意見がそろっていない場合は注意が必要です。パートナーが小学校受験に反対したまま入学をしてしまうと、入学後の行事や送り迎えなどの協力が得られない可能性があります。学校説明会に参加したり、子どもの将来について話し合ったりしても意見が合わない場合は、中学や高校での受験を検討した方が良いかもしれません。

子どもに対して過干渉するのも避けましょう。小学校受験では子どもの自主性や協調性を見るだけでなく、親が入学後にとんだ言いがかりをつけてこないかが見られています。子ども同士が集まれば、いじめや喧嘩、怪我や物を紛失するなどのトラブルが起こるのは日常茶飯事です。何かトラブルが起こったときに見守るのではなく、問題を大きくしてしまう親だと、大勢の子どもを預かる学校としては大変です。子どもが自ら考えて障害を乗り越えられるように、節度を持って子どもの教育を行うようにしましょう。

2.小学校受験の際に気を付けるポイント

3.面接でチェックされるポイントとは?

続いて、実際に面接でチェックされるポイントについて紹介していきます。面接で親のどのようなところを評価しているのか知っておくと、受験対策を講じるうえで役立つでしょう。

3-1.親の教育方針

小学校受験においては、親の教育方針が重要視されています。親の教育方針が子どもの成長に大きな影響を与えるため、子どもの教育に対して強い信念があるかどうかが見られているのです。教育方針が定まっていないと、根気よく子どもと向き合えているのか疑問視・不安視される要因になります。子どもは数回のやり取りだけでは覚えきれず、何度もミスを繰り返します。学校側は子どもの教育の難しさが分かっているので、親が教育に強い関心があるかどうかで子どものしつけ具合を見極めています。親が苦労してでも根気よく子どもに教育を受けさせる覚悟があると面接で示すことができれば、家庭教育が行き届いていそうだという評価に繋がるでしょう。

しかし、親がいくら一貫した教育方針を掲げていても、学校の方針と合っていなければ高評価を勝ち取るのは難しくなります。努力を積み重ねさせて学力を伸ばしたいと考えているのか、積極的に発言させて個々の能力を引き出したいと考えているのかは、学校によって大きく異なります。学校が何を大切にしているのか、教育の方向性をチェックし親和性が高い学校を受験するようにしましょう。もしも、受験したい学校が既に決まっているなら、説明会などで実際に学校を訪れてみて、雰囲気を掴むことが大切です。学校の雰囲気に合うように受験対策を講じれば、合格確率を上げることはできます。

3-1.親の教育方針

3-2.家庭環境

小学校受験の面接では、家庭環境が良好かどうかのチェックが行われます。家庭内の雰囲気がピリピリしていると、子どもが上手く気持ちを表現できず、集団生活に馴染めない可能性が出てくるからです。小学校からは集団行動に重きが置かれるので、ルールを守れるか、集団のなかで協調性や社会性を持って行動できるかが求められます。子どもが親の顔色ばかりうかがっていたり、試し行動ばかりとって困らせたりしないか判断するためにも、面接では家庭環境に関する問いかけがなされるでしょう。

家庭環境を良くするためには、子どもと信頼関係ができていることが大切です。親が基本的なマナーを身につけて教育に対する姿勢を見せ、子どもにもしっかりとマナーをしつける必要があります。さらに、子どもの教育を行う際に父親も参加していると、良好な家庭環境をよりアピールできるでしょう。

受験では、子どもができないことや苦手なものを父親に問うケースがあります。親としてどう対処したのかをチェックされているので、何を聞かれてもスムーズに答えられるよう日ごろから育児に参加するのがポイントです。また、経済的な負担がかかる小学校受験においては、子どもが十分な教育を受けられるだけの経済力があるかどうかもチェック対象となっています。

3-2.家庭環境

3-3.学校への理解と入学への熱意

親が校風を理解しているかどうか、入学準備に熱意を持って取り組んでいるかどうかは重要なチェックポイントとなります。学校によってスクールカラーは異なるため、活発な子どもや大人しい子どもなど、求めている子どもの条件が違います。学校側が求めている条件とあまりにもかけ離れている場合は、よほど入学したいという熱意がない限り、面接で高評価を勝ち取るのは難しいといえます。

また、親の希望と学校方針が合わないという可能性もあるので、事前に学校への理解を深めておくことは大切です。学校の公式サイトを見たり、学校説明会に参加したりして、各学校の教育理念や校風は把握しておきましょう。入学する熱意があると伝えるためにも、学校行事への参加や協力する体制が整っていることはアピールしておくのがおすすめです。

4.小学校受験でよくある疑問と答えを解説

ここでは、小学校受験に挑む親がよく抱く疑問や不安を、回答と合わせて紹介していきます。小学校受験に対する不安を抱えている方は、下記の例を参考にして受験に対する心構えの整理をしてみてください。

3-3.学校への理解と入学への熱意

4-1.親の学歴は合否に関係するの?

親の学歴が、小学校受験の合否に影響することはありません。親が大学を出ていなくても、子どもが小学校受験に合格するケースはたくさんあります。親の学歴が原因で選考からはじかれるということはないので安心してください。逆をいえば、親が子どもの受験する学校を卒業していても、特別に優遇されるわけではなく、試験を行って校風に合わないと判断される可能性もあります。

親の学歴で受験結果が左右されるわけではないため、学歴を書く欄を願書に設けずに、別紙のアンケートで任意で記入するケースが多くなってきています。また、学歴欄を設けないという選択をする学校も増えているため、親の学歴が障害になると悲観的に考える必要はないでしょう。なかには学歴欄を設けている学校もありますが、あくまでもサポート体制を整えるための形式的な質問として記載しているだけなので心配は要りません。

4-1.親の学歴は合否に関係するの?

4-2.親の職業は合否に関係するの?

親の業種、及び共働きであることは、小学校受験の合否には全く関係ありません。社会的な地位があるかどうかではなく、教育費を負担できるか、経済的に問題ないかが見られています。アピールするなら社会的な地位より、子どもの教育に良い影響を与えられる社会性を持つ親だと印象付けることが重要です。また、共働きに関しても、子どもとの信頼関係が築けているなら、特段問題視されることはないので心配は無用です。子どもと一緒に過ごした時間の長さではなく、濃密な時間が過ごせているかの方が重視されています。

親の職業や共働きかどうかは受験結果に影響しないので、願書から親の職業を書く欄を失くす学校も増えています。職業や共働きうんぬんよりも、教育に協力的であるか、行事に参加する意欲があるかどうかをアピールする方が大切だといえます。

5.親は当日どんな服装をしていくべき?

小学校受験の面接では、面接にふさわしい控えめで清潔感のある服装が望まれます。極端に短いスカートや歩きにくい靴は避け、紺色のジャケットつきのセットアップワンピースなど目立たない服装を心がけましょう。父親の服装についてはオーソドックスなシルエットデザインの紺色スーツと、白のワイシャツで無難にまとめるのがおすすめです。定番スタイルで面接に臨むのは面接官の心証を良くするという狙いもありますが、周りから浮かないようにすることで子どもに緊張感を与えないためでもあります。

5.親は当日どんな服装をしていくべき?

6.幼児教育のプロのコーチングを受けるのもおすすめ

小学校受験を迎えるのに不安がぬぐい切れない方は、幼児教育のプロにお任せするというのも一つの手です。幼児教育のプロのコーチングを受けると、子どもの成長を促す接し方が教えてもらえるため、小学校受験に対する焦りや不安を解消できるというメリットがあります。また、第三者に意見してもらうことで、今までの子育てを振り返ったり、教育方針を改めて考えたりするきっかけとなるでしょう。

幼児教育のプロのコーチングなら、今まで指導してきた実績をもとに受験対策を教えてくれるので、小学校受験に対する疑問を気軽に相談できます。疑問を解消してから万全の体制で受験日を迎えられるので、自信を持って受験に臨めるでしょう。

7.両親が子どもとしっかり向き合うのが合格のポイント!

小学校受験に合格するためには、両親が足並みを揃えて挑戦することが大切です。協力し合いながら、受験に対する心構えや子どもの関わり方を見直していきましょう。両親だけでは補えない部分は、プロのサポートに頼るのもおすすめです。チャイルド・アイズの小学校受験コースなら、志望校別にカリキュラムを用意してくれます。無料体験の申し込みも行っているので、まずはお試しレッスンを受けてみてはいかがでしょうか。

執筆者:チャイルド・アイズコラム編集部

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